コスモスのさざなみ

あたたかな暗闇につつまれて
星々が踊っている
刹那の輝きは
永遠の声
ひびきあう時を待っていた

あなたとわたしという名のいのちたち
いのちの土が
水を受け
光を受けて
花を描く

無いものが生まれ
あるものが土へと還る


新しい響きあいの時


地にいのちが満ちて
天に虹を描く時
悲しみと喜びと
怒りと慈しみが空に満ち
コスモスのさざなみに満たされる


やっと見つけた
あなたの響き

 

※舞踏家の空豆さんのために作成した詩。非売品ではあるが「コスモスのさざなみ」というハーブティーもある。はじめは最初の5行のみの詩であったが、2023年3月19日にジャスミンカフェで実施したイベント「コスモスのさざなみ ─ダンス、ハーブティー、詩─ 【対話が紡ぐ即興創作の世界】」の実施中に続く言葉を創作した。写真右側の人物は、このイベント中に詩に合わせて即興で踊った空豆さん。左側の人物は木の葉。